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~年末の御挨拶~
2017年12月29日

弊社は三百有余年、「共生(ともいき)」の精神を根幹に
日本酒を醸し続けて参りました。

 

豊かな山形の自然に育まれ、

三百有余年の歴史で受け継いできた日本酒造りの技術を
未来へと伝承していく中、ご縁のあった皆様の過去から未来へつながっている

「いのち」との「共生」を大切に今に至っております。

日本酒造りに携わる人々はもちろん、米・酵母・麹菌も
単体では生きていくことはできません。
毎年、出来上がった酒米、微生物の出す結果に謙虚に耳を傾け、

日本酒造りに繋げております。

おかげさまで2017年は全米日本酒歓評会金賞受賞・

IWCゴールドメダル受賞・

純米酒大賞2017吟醸酒の部最高金賞受賞

など、多くの賞を受賞させていただきました。
 2018年も地道に研鑚を積み、皆様から愛される日本酒を醸して参る所存です。

 

~Keep on going!~
酒質第一!皆様のご期待にこたえられる酒造りに邁進する
寿虎屋酒造を今後共どうぞ宜しくお願い致します。

 

今年一年のご愛顧を寿虎屋酒造一同深く感謝申し上げます。

 

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

~「万年青」おもと  一種生け~

過去(古葉)、現在(新葉)、未来(赤い実)のつながりを大切に思い

お正月を祝う「いけばな」です。

 

祝!「霞城寿 純米吟醸 出羽燦々」純米酒大賞2017・最高金賞受賞!
2017年11月22日

祝!~日本一の純米吟醸酒~  御礼

 

この度、「純米酒大賞2017」純米吟醸の部において、

弊社の「霞城寿 純米吟醸 出羽燦々」が日本一!最高金賞を受賞いたしました。

(審査会は東京麹町のホテル「東京グリーンパレス」において

87蔵の出品酒204点を厳正に審査。)

春にいただいた、世界最大級のワインコンペティション

インターナショナルワインチャレンジ(IWC )2017SAKE部門での

GOLD MEDAL 受賞、

全米日本酒歓評会2017、金賞受賞に引き続きの受賞ということで、

大変嬉しくもあり、身の引き締まる思いでもあります。

江戸享保年間より日本酒一筋に三百年、

脈々と続く技術研鑽に新たな1ページを残すことが出来ました事、

これまで技術指導いただいた先生方、関係者の皆様、

消費者様に心から感謝申し上げます。

これらを励みに、ますます日本中、世界中から称賛される酒蔵へと成長する様、

精進するつもりでおります。

酒質第1主義・唯一無二の金賞蔵としての自覚と責任を持ち、

皆様によろこんで頂ける日本酒造りに努めて参りますので、

今後共お引き立て下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

純米吟醸出羽燦々

 

<弊社使用酒米・出羽燦々について>

山形県の酒造業界は、20年ほど前より、山形県全体の酒の品質向上をめざして、工業技術センターを中心に研究開発をすすめてきました。まず、全国に先がけて吟醸酒の開発に取り組み、「山形讃香」を開発し、続いて酵母の研究開発を様々な角度から行ない「山形酵母」「清々酵母」などを発見しました。その結果各蔵の品評会での入賞率が飛躍的に増加しました。同時に県独自の酒造好適米の開発活動を開始しました。その間約11年間、山形県農業試験場がついに素晴らしい酒造好適米「出羽燦々」を生み出しました。
 この「出羽燦々」を使った純米吟醸酒を「DEWA33(でわさんさん)」と名付けました。

出羽燦々名前の由来

山々に囲まれた山形県は多くの名山があります。最高峰は鳥海山の2237m、2000mの高さまで6山、1400mまで33山を数えます。この33と「出羽燦々」「出羽山々」などをヒントに「DEWA33」が生まれました。

出羽燦々」で醸した酒が、純米吟醸酒「DEWA33」です。これには次のような酒質基準が求められます。

  • 「出羽燦々」を100%使用していること
  • 純米吟醸酒であること
  • 精米歩合55%以下であること
  • 山形酵母を使用していること
  • 山形オリジナル麹菌「オリーゼ山形」使用のこと

 これらの基準に適合し、厳正な審査会を通って初めて「DEWA33」の称号が与えられ、「純正山形酒審査会認定証」が貼られます。山形の酒の誇りと責任の証しです。

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

大吟醸寿久蔵

 

税を考える週間~YTS経済同友会「提言の広場」
2017年11月17日

~山形の地酒・霞城寿~
11月11日放送、YTS山形テレビの経済同友会「提言の広場」に、

取締役 大沼 美奈子 が出演させていただきました。
「提言の広場」はYTSの開局以来続いている番組で、

これからの山形と東北・日本・世界の経済を中心とした社会全般について提言、

「青少年に見てもらいたい番組」にも認定されている山形の御長寿番組です。
内容は、
「11月11日から税を考える週間が始まります。
先月の衆院選でも、消費税の引き上げは重要な争点となり
その税収の使い道についても議論が交わされました。
私たちの暮らしになくてはならない税金について考える」
です。

酒税の担い手
「国酒」清酒製造という立場から

提言する機会を頂きました事、深く御礼申し上げます

 

<出演>
■ 山形税務署長 工藤 繁昭 氏
■ 寿虎屋酒造(株) 取締役 大沼 美奈子 
■ 山形経済同友会会員
  日本銀行山形事務所長 清水 丈典 氏

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

虎屋の技~酛~
2017年11月16日

寿虎屋酒造の朝の始まり。

本日は水麹からの酛仕込完了。

寿虎屋酒造

虎屋の朝は酒母(酛)仕込が始まると、

まずもって酒母(酛)タンクの櫂入れから始まります。

ひとかきひとかき、・・・丁寧に・・・、
時間を追って酛の状態がどうか気を配り、酒母の状態を見て、

櫂の入れ方を変えていきます。

虎屋で培った蔵人達の研ぎ澄まされた感覚と最先端の科学技術の両建てで

造りの仕事が進められていきます。

山形県内唯一、花逍遥100選に輝いた紅花の里高瀬地区に蔵を置く寿虎屋酒造は、

豊な大自然に育まれながら日々日本酒を醸し出しているのです。
 皆様に「美味しい!」と喜んでいただける日本酒を提供できる様、今季も誠意をもって励んで参ります!
 日本広しといえども、ここでしか醸すことができない味があります。
 出来上がりをどうぞ、お楽しみに!

 

<11月の花>  赤芽柳と小菊の2種生け

寿虎屋酒造

中秋の名月
2017年10月05日

10月4日は「中秋の名月」

酒蔵からも東の空、綺麗に見えました。写真は17時20分頃の月です。

ここから見る月は、京都と山形、

地形が類似しているということもあってか、

京都市東山に上る月の姿に良く似ています。

本日も思わず、一句詠んでみたくなるほど美しい月でした。

 

~ 「名月を取ってくれろと泣く子かな」  小林一茶 ~

 

    ~ 「月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月」  詠み人知らず~

 

寿虎屋酒造

月が姿を現す前15時30分頃には北東の空に虹も姿を現しています!

幾つになっても思わず嬉しくなり、見入ってしまう魅力が虹にはありますね。

寿虎屋酒造

そんな美しい風景を愛でながら・・・

枝豆クリームチーズを「あて」にしみじみと御燗酒で晩酌。

枝豆を口に入れ噛み御燗酒を一口、口の中で混ぜ合わせる味を楽しみながら呑み込む。

クリームチーズを一口、半分溶けた位のところで御燗酒を一口、

口の中で混ぜ合わせる味を楽しみながら呑み込む。

圧倒的な旨さが生まれる瞬間を体感できます。

その原理・原則は折に触れ紹介していきますのでどうぞお楽しみに!

 

 

~Keep on going!(キープ オン ゴーイング!)~
2017年09月27日

~Keep on going!(キープ オン ゴーイング!)~

 

結果に満足せず、探究心を以って酒質向上に取り組む、

それが寿虎屋酒造酒造りの姿勢です。

 

 

寿虎屋酒造

昨日、工業技術センターにて山形県研醸会学習会が催され、参加してまいりました。

山形県研醸会は、

山形県内技術者の技術研鑚と情報交換、仲間作りを行なうため、

結束力と情報交換力に優れていた既存の杜氏組合を超えるような

技術的な中身の濃い集団を作ろうという思いから設立されました。

今年で31周年を迎えます。

会としては、全国鑑評会出品酒検討会、

研究班(酵母班、酒米班、市販酒班)による活動、

新酵母の開発、他県に類を見ない会員相互のオープンな技術交流等様々な活動により、

それぞれの蔵の独自性を創り上げ、

山形酒全体の酒質向上、底上げに大きく貢献。

全国鑑評会や市販酒コンテスト等では常に上位を占め、

産地イメージでも永年他県を圧倒し、今日の吟醸王国山形の礎を築き上げが認められ

総じて柔らかく、きれいな酒の山形酒は地理的表示GI「山形」取得に至っております。

純米 霞城寿

諸先輩方のこれまでの取り組みに感謝しつつ、

定期的に行なわれる勉強会、

積極的に参加し弊社の酒質向上につなげて参りたいと思います。

 

~keep on going!(キープ オン ゴーイング!)~

 

結果に満足せず、探究心を以って酒質向上に取り組む、

それが寿虎屋酒造酒造りへの姿勢です。

 

 

 

 

 

秋のお彼岸と「おはぎ」~共生~
2017年09月22日
酒質第1、今期もはりきって良い日本酒醸して参ります。
皆様、どうぞお楽しみに!
29BY・造り始まります!
2017年08月30日

今の時期になると虎屋の蔵人は皆、

自然と心新たに造りと向き合う準備を始めるようになります。

今期は若手蔵人を増員し、29BYの酒造りがはじまります!

    勉強会、呑み切りを経て・・・

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

           

厳粛にご祈祷。

ホラ貝の音に身を引き締め、

良い酒が醸されますように、そして、造り期間の安全無事を祈ります。

三百年間脈々と続けてきた年間行事です。

準備万端。

虎屋の酒造り、いよいよ本格始動です!

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

酒質第一の酒造り、真摯に取り組んで参ります!

今期は新たなチャレンジも盛り沢山。

皆様、楽しみにお待ち下さいませ。(#^.^#)

 

 

 愛酒の日(8月24日 )と若山牧水
2017年08月25日

みなさん、8月24日は「愛酒の日」ってご存知でしたか?

お酒を愛してやまなかった歌人・若山牧水(わかやまぼくすい)の誕生日が1885年のこの日であったことから、「愛酒の日」となったという経緯があるようです。

 

「人の世に たのしみ多し 然れども 酒なしにして なにのたのしみ」

 

など、若山牧水は酒にまつわる歌を多く発表しています。

“のんべえ” 歌人が生まれた日、記念日を言い訳にして、

週末、美味しいお酒に舌鼓を打ってみるのも・・・♪

 

【自然と酒を愛した歌人、若山牧水】

 

そもそも「愛酒の日」が生まれるきっかけとなった若山牧水という歌人は、

どんな人物なのでしょうか。

牧水は宮崎県東臼杵郡東郷村生まれ。

早稲田大学在学中から作歌、執筆活動に入ります。

若い頃は人妻との道ならぬ恋、友人である石川啄木の死、家業を継ぐよう故郷に連れ戻されるなど、苦悩多き日々を過ごしたようです。

当時の代表作に青春の哀歓を歌った歌集『別離』があります。

その後は沼津の自然と風土に魅せられたことをきっかけに、一家をあげて移住。

1928年に43歳の若さで亡くなるまで、歌集「山桜の歌」を発表するなど精力的に活動していたのだそうです。千本松原の保存運動を行うなど、お酒と同じくらいに自然をも愛した方だったようです。

 

~「お酒の美味さを詠んだ句」をどうぞ~

 

「白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり」

 

 

しみじみと、歯にしみいるほどの至極の一滴……。

秋の夜に吹く気持ちいい風と相まって、

さぞかし美味しいお酒だったであろうことが想像できる歌です。

かつて牧水さんが過ごした至福の時に思いを馳せて、

今夜は日本酒で一杯・・・

皆さんも一句詠んでみませんか?(#^.^#)

そ・し・て・・・

いつの世も「お酒はほどほどに」が鉄則なのかもしれません。

お酒が美味しくいただけるのも、健康な体あってこそ……!

寿虎屋酒造

 

 

       <山形県産のリンドウで一種生け>

 

寿虎屋酒造

寿虎屋酒造

虎屋酒造・蔵内の日常
2017年06月16日

山形市内は6月に入っても「花菖蒲」が美しく咲いています。

ということで、社内に白の花菖蒲を生けました。

IWC大吟醸の部で金賞受賞したばかりなので、お祝いにちょうどよかったかも・・・。

IWCゴールドメダル『大吟醸 寿久蔵」

次の造りに向けて基礎実験のおさらいも非常に大切。

日本酒造組合のスクーリングにてしっかり勉強してきました。

来期も更なる酒質向上に向けて邁進してまいります。

御指導頂きました先生方に深く感謝申し上げます。

どうもありがとうございました。

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