冬の冷たく澄んだ空気や水を生かした寒造りで
酒を仕込んでいます。
平成元年山形市繁華街より現在地に移転、
蔵を一新しました。
伝統の酒造りと近代酒造技術を駆使し、
酒質は一段とグレードアップ。
かけ米を一切使用せずすべて麹米を使用する全麹使用速醸酒母を
かけ米を一切使用せずすべて麹米を使用する全麹使用速醸酒母を
一部商品に使用しております。
代表銘柄名「霞城寿」の「寿」とは
神社祭礼の御神酒を指し、「霞城」とは山形城の別名。
「大吟醸 寿久蔵」は、元山形市長であり、名誉市民第一号である八代目・大沼保吉翁が
「寿よ久しかれ」と命名した蔵名を冠した
「寿よ久しかれ」と命名した蔵名を冠した
鑑評会出品酒です。
<天然水・こだわりの仕込み水>
神仏へのお供え物として造られた日本酒。
地域で採れた天然水と米から醸造されました。
広く日常で口に出来る様になった今も
お清めに用いる等、神聖な役割を担い
自然の恵みに感謝する心、
日本の精神が宿っています。
蔵王連峰に降り積もった雪や樹氷は
長い年月をかけて浸透・濾過を繰り返し、
清冽な伏流水となります。
自社敷地の井戸から汲みあげる
蔵王山系高瀬川伏流水は酒造りに適した天然軟水で、
すべてのお酒の仕込みに使われ、
寿虎屋酒造の酒質を決定づけています。
酒蔵移転に伴い、山形市内東西南北各地をボーリングし探しあてた天然軟水。
水の旨さは酒の旨さに、今も変わらずこだわりを受け継いでいます。
県単位では初のGI取得となる「GI山形」。
その構成蔵元「山形県研醸会」内で行うきき酒会において
「純米吟醸 霞城寿 出羽燦々」が第1位に選出。
切磋琢磨の仲間達からの評価は、
更なる技術研鑽への活力となっています。
同酒は、純米酒大賞2017純米吟醸酒の部 最高金賞受賞。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023
プレミアム純米部門 最高金賞受賞。
特定名称 | 使用原料 | 精米歩合 | 香味等の要件 |
---|---|---|---|
吟醸酒 | 米、米こうじ、醸造アルコール | 60%以下 | 吟醸造り、固有の香味、色沢が良好 |
大吟醸酒 | 米、米こうじ、醸造アルコール | 50%以下 | 吟醸造り、固有の香味、色沢が良好 |
純米酒 | 米、米こうじ | 問わない | 香味、色沢が良好 |
純米吟醸酒 | 米、米こうじ | 60%以下 | 吟醸造り、固有の香味、色沢が良好 |
純米大吟醸酒 | 米、米こうじ | 50%以下 | 吟醸造り、固有の香味、色沢が良好 |
特別純米酒 | 米、米こうじ | 60%以下かつ特別な製造方法 | 香味、色沢が特に良好 |
本醸造酒 | 米、米こうじ、醸造アルコール | 70%以下 | 香味、色沢が特に良好 |
特別本醸造酒 | 米、米こうじ、醸造アルコール | 60%以下かつ特別な製造方法 | 香味、色沢が特に良好 |
精米歩合とは、原料米を何パーセントまで精米するか(磨くか)という割合のこと。
原料米の外側にある糠(ぬか)、胚芽などに含まれる成分は、酒の香味と色味を損ない、しかも水の浸透を悪くしてしまいます。本醸造の精米歩合は70%以下ですが、吟醸酒は60%以下、大吟醸酒では50%以下になります。ちなみに、食用のご飯の米は92%程度であることからも、原料米はおいしい日本酒になるために、どれほど贅沢に磨かれているかが解ります。酒造用の米は、食用の米とはまったく違う品種で、酒造好適米と呼ばれ、白ければ白いほど、よい酒ができるといわれています。つまり、精米歩合が低ければ低いほど、よい酒ができるということです。
~「GI山形」について~
「GI山形」は2016年12月、国税庁より認定された
山形産の日本酒を保護する地理的表示制度です。
これはワインの世界でいえば、ブリュゴーニュ、ボルドー、シャンパンのように
地域ブランドを保護する制度であり、
県単位の日本酒の地理的表示では山形が唯一指定されました。
山形県は、日本海式気候に属しており、冬期に多くの積雪があり、
山形県は、日本海式気候に属しており、冬期に多くの積雪があり、
これが酒造りに欠かせない連峰・山系特有の優良な地下水を恵みます。
その水質は酒造りに適した鉄分の少ない清冽な軟水であり、
これを仕込み水として醸造することにより、
山形の日本酒は「総じて、やわらかくて透明感のある酒質」を有しています。
また、山形県の冬の厳寒は、酒造りにおける雑菌の繁殖抑制と
低温長期発酵に適しているため、
「日本酒造り」には最適な地域であり、
特に吟醸王国山形として吟醸酒の生産も盛んです。
このGI山形マークは外部の専門家も交えた審査会で
このGI山形マークは外部の専門家も交えた審査会で
一定の基準を満たしていると認められた日本酒のみに表示することが出来、
その日本酒の品質を保証するものです。
<ヤマガタセレクションとは>
山形にはその固有の自然や歴史、風土、伝統、文化などに
培われてきた沢山の秀でた素材があり、ものづくり力があります。
そして、いま、価値観が多様化する中、「より深く生きる」をテーマに
一人一人の心を満たす本物を求めています。
「ヤマガタセレクション」はこうした時にあって、
山形が持っている沢山の素材の中から
本県独自の高い基準「山形基準」をもって
選りすぐりまさに「山形の宝」として世に発信する取り組みです。
<山形基準とは>
高い品質安全性・安心感への配慮
山形の自然・歴史・文化の継承
山形の技術・技法の伝承、環境への配慮
山形の自然・歴史・文化の継承
山形の技術・技法の伝承、環境への配慮
■純米吟醸酒「DEWA33」ができるまで
山形県の酒造業界は、20年ほど前より、山形県全体の酒の品質向上をめざして、
工業技術センターを中心に研究開発をすすめてきました。
まず、全国に先がけて吟醸酒の開発に取り組み、「山形讃香」を開発し、
続いて酵母の研究開発を様々な角度から行ない「山形酵母」「清々酵母」などを発見しました。
その結果各蔵の品評会での入賞率が飛躍的に増加しました。
同時に県独自の酒造好適米の開発活動を開始しました。その間約11年間、
山形県農業試験場がついに素晴らしい酒造好適米「出羽燦々」を生み出しました。
この「出羽燦々」を使った純米吟醸酒を「DEWA33(でわさんさん)」と名付けました。
この「出羽燦々」を使った純米吟醸酒を「DEWA33(でわさんさん)」と名付けました。
「出羽燦々」で醸した酒が、純米吟醸酒「DEWA33」です。
これには次のような酒質基準が求められます。
・「出羽燦々」を100%使用していること
・純米吟醸酒であること
・精米歩合55%以下であること
・山形酵母を使用していること
・山形オリジナル麹菌「オリーゼ山形」使用のこと
これらの基準に適合し、厳正な審査会を通って初めて「DEWA33」の称号が与えられ、
「純正山形酒審査会認定証」が貼られます。山形の酒の誇りと責任の証しです。
注意:一度開封した商品を再度保存する場合、
横に寝かせないで、立てて保存してください。
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